【9/21更新】神奈川県横浜市金沢区でスレート瓦屋根からの雨漏りの修繕工事

2022.09.21

こんにちは!
横浜市や藤沢市で雨漏り修理や屋根工事を請け負う雨漏りバスターズの村上です。

今回の工事は横浜市金沢区でスレート瓦屋根からの雨漏りの修繕工事です。

【お問い合わせ内容】
「昨年外部の塗装工事をしてから強い雨が降ると2階の押し入れの天井に雨染みが出来るので直して欲しい。」
とのご要望でした。

屋根の塗装後しばらくしてから雨漏りが発生する原因の多くは、スレート瓦の塗装時に瓦と瓦の重ねの段差を塗料で塞いでしまうことによる目詰まりです。スレート瓦は幅が910ミリの本体を突きつけで並べて葺きあげるので縦の突きつけ部分からの雨水の侵入があります。軒先から一段ずつ445ミリずらして葺き上げるので、縦の突きつけ部分の下は下段のスレート瓦の真ん中になり、侵入した雨水は重ねの中にある下段のスレート瓦の上を通り重ねから排水されます。
屋根の塗装時にこの重ね部分を塗装で塞いでしまうと雨水が排水されずに、スレート瓦の重ね部分に水が溜まり、やがてスレート瓦を留めている釘穴などから屋根裏に浸水します。

今回お問合せをいただいたお客様はお詳しい方で、この症状をご説明したところ
「屋根の塗装時に何度も確認してスレート瓦の重ねが塗料で塞がらないように縁切りの処理をしてもらった。」
との事でした。

縁切り処理とは、塗装に溜まった塗料でくっ付いてしまったスレート瓦の重ね部分を乾燥養生後にスクレーパーなどを差し込み、肌別れをさせる工事です。
屋根の塗装の仕上がり後に時間を置いてからまた屋根に上がりスレート瓦の一枚ずつスクレーパーを入れていく作業なのでなかなか手間が掛かり、そのためこの作業をしない塗装業者はかなりの割合で存在し、縁切り処理を行わない業者の方が多いくらいです。もちろんこの作業を省いたから必ずも雨漏りが発生するとは限りませんが、雨水の排水は明らかに悪くなるので良いことはありません。

縁切り処理以外にも屋根塗装にタスペーサーを使用する工法もありますが、それはまた別の機会にします。
縁切りの処理をしても雨漏りが発生するとの事なので、取り敢えず現調に伺いました。


【現地調査】
到着時にはお客様の方で、雨漏りの発生した2階の押し入れの天井に点検用の穴を開けて下さっていました。

写真でも確認出来るように屋根の野地板と垂木に雨染みがあります。
お客様に状況を確認すると
「今回の初めての屋根塗装で20年近い年月をかけてスレート瓦の表面に埃などがかなり堆積しており、高圧水洗浄をした時に流れた堆積物で雨樋が詰まってしまってつまりを解消するのが大変だった。」
とのことでした。

これで雨漏りの原因が判明しました。
屋根の妻側のスチールの水切部材が原因です。
この部材は屋根の妻側の端部に勾配に沿って取り付けつけてあり、屋根材の端部のカバーと端部に廻った雨水の排水機能をしています。
この排水機能の内部の溝が高圧水洗浄で流された堆積物で詰まってしまい機能しなくなったことが原因です。

写真を見ても奥の方から手前の方に雨染みが出来ていますので、間違いありません。

【対策工事】
原因となっている屋根の妻側のスチールの水切部材の取り替えが1番確実ですが、屋根材の下に取り付けている部材なので屋根の葺き替えが必要になります。
部材周辺だけの葺き替えでも出来ないことはないのですが、屋根材の機能上あまりお勧めではありません。

お客様もせっかく塗ったばかりの屋根なので最小限の対応で直して欲しいとのご要望でした。
幸い雨漏りは写真の部分だけなので、今回はシーリングで直すことをご提案しました。

現状雨が降る度に必ず雨漏りが発生するわけではなく、強い雨の時だけ雨漏りが発生しているとのことなので、水切部材の排水機能が悪くはなっていてもまだ機能しています。
内部の排水機能を損なわないように、雨水の侵入口をシーリングで塞ぎ、機能に見合った雨水の量しか内部に行かないようにします。

まずは屋根に上がり水切部材とスレート瓦の端部をマスキングします。
 
マスキングをしたら施工箇所に専用プライマーを塗りシーリング材を充填します。
 
シーリング材を充填して、ヘラで押さえてきちんと密着させたら、テープを剥がして完成です。
  
簡単な作業ですが、効果は抜群です。
シーリング処理をすることで、直接降る雨水が溝に入ることはありません。またスレート瓦の下の溝までシーリング材が入ることもないので機能を損ねることもありません。
実際に雨漏りもなくなり、台風でも雨漏りは発生しませんでした。

【雨漏りや屋根のことでお困りの方】
雨漏りバスターズは横浜市や藤沢市を中心に35年雨漏り修理や屋根工事を請け負っています。
大工出身の私たちだからこそできる技術でその場しのぎではない、”2度と雨漏りしない屋根”に直します。
ぜひ一度当社へご相談ください。まずはお電話でお話を聞き、現地調査→原因と対策工事をご案内→お見積りご提示をし、ご納得いただいてからの工事になります。

お電話:0120-965-696/090-3525-1001
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無理な勧誘などはしておりませんので、どうぞ安心してご相談ください。



【9/7更新】神奈川県横浜市港北区でスレート瓦屋根の修繕工事

2022.09.07

こんにちは!
横浜市や藤沢市で雨漏り修理や屋根工事を請け負う雨漏りバスターズの村上です。

今回の工事は横浜市港北区でスレート瓦屋根の修繕工事です。

【お問い合わせ内容】
何回か修繕改修工事を施工しているお客様から
「和室の天井から雨漏りがしている。」
との連絡があり、現調に伺いました。

【現地調査】
確かに天井には雨染みが残っています。
和室の天井の雨漏りの跡

屋根に上がってみると、このような状態でした。
ひび割れにより欠落した屋根   
ひび割れにより欠落しています。その下にも大きなひび割れがあります。

この屋根はかなり以前に外壁の塗装工事の時に塗装をしたのですが、その時既にスレート瓦が経年劣化でクラックなどが入り心配な個所がありました。
お客様には”屋根の全体的な葺き替え”を提案しましたが、お客様の要望でクラックの酷い何枚かを貼り替え塗装工事を施工しました。

今回は前回修繕した箇所とはまた別の箇所です。
コーキングの跡は、お客様が雨染みに気付いた時に対応したものです。
やはり経年劣化で強度が弱くなりひび割れなどが発生し出すと、その箇所を補修してもまた他の箇所で発生してしまうことが多いです。

【対策工事】
今回も”屋根の全体的な葺き替え”を提案しましたが、お客様の意向で部分修理になりました。
まずは欠落とひび割れの箇所の取り替えの範囲を決めます。

欠落やひび割れの箇所は当然ですが、その廻りの干渉するスレート瓦も剥がします。
専用の工具を使用して重ねの中の釘を抜き取り、スレート瓦を引き抜きます。
 
施工に無理のないように実際の破損部分から範囲を広げます。
下から新しいスレート瓦を葺きます。このようになるべく釘で留める事が出来る様に予め修繕箇所よりも若干広めに剥がします。

   

既存のスレート瓦と干渉して釘の打てない部分は、コーキング材を充填して留めます。
貼り替えた全体の状況です。
 

今回は破損箇所の周辺の小さいクラックが入っていたスレート瓦も後々の為に貼り替えました。
充填したコーキング材が固まったら、塗装します。以前に塗装工事を施工した時の材料をお客様に渡して保管していただいてたので、
今回もその材料を使用しました。

 
 
施工から年数が経っているので、かなり褪色があり、色の濃淡は出ますが、全く同じ塗料なので、安心です。
これで当面は雨漏りの心配もなくなりました。

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