2022.06.29
こんにちは!ルーフバルコニーの防水仕様は、ゴムシート防水に歩行用の防滑長尺シートを貼ってありました。
施工後10年以上とのことでしたが、下の写真のようにシートの継ぎ目や立ち上がり部分に剥がれやたわみなどが生じています。
写真のような箇所から下のゴムシート防水にも雨水が侵入して雨漏りになってしまっているようです。
3階の塔屋の屋根も下の写真のような状況です。
立ち上がり部分のウレタン塗膜防水と長尺シートの境目の部分に亀裂が入ってしまっています。かなり悪い状況です。
かなり以前から防水層を通り越して、建物本体にまで雨水が侵入していたことが分かります。
下地の腐食の心配もあったので、全体的に既存の防水層を撤去し、床面と立ち上がり面の下地の補修と補強をして塗膜防水で対応する事にしました。
【対策工事】
先ずは、既存の長尺シートと下のゴムシートを剥がします。下地の腐食が心配です。
床面は、割と問題が無く想定の範囲内でしたが、立ち上がり面の下地の腐食は激しくあまりにも悪い状況に驚きました。
このままでは防水の施工は、出来ないので下地の補修をします。
床面は下地の腐食した箇所の取り替え補強をして、構造用合板を上貼りします。
立ち上がり面は、木下地を取り替えてから、構造用合板を貼ります。
写真でも下地のしっかりとした感じが伝わると思いますが、防水は下地の出来に仕上がりや耐久性が左右される場合があります。そのため改修工事の時は、下地の確認と補修補強は必ず行います。
下地工事が終わり、防水工事に移行します。
全体に下地処理剤のプライマーを塗布して、合板の継ぎ目部分をシーリング処理します。
今回は、ウレタン塗膜防水の通気緩衝工法で施工します。
まず下地処理をした床面の構造用合板に通気緩衝シートを貼ります。
立ち上がり面は、メッシュシートで補強をしてウレタン塗膜防水層を作り、床面の通気緩衝シートに被せる様に施工します。
脱気筒も設置します。
立ち上がり面と床面や他の取り合い部分、シートのジョイント処理などを施工して、ウレタン塗膜防水を全体に施工します。
ウレタン塗膜防水の乾燥養生をし、表面に遮熱効果のある保護材を塗ります。高価な材料ですが、かなりな遮熱効果があるものです。
最後に笠木端部に補強部材を取り付けて、施工の為に外したフェンスを戻して工事の終了です。
綺麗に仕上がり、雨漏りの心配も無なくなりました。
【雨漏りや屋根のことでお困りの方】
雨漏りバスターズは横浜市や藤沢市を中心に35年雨漏り修理や屋根工事を請け負っています。
大工出身の私たちだからこそできる技術でその場しのぎではない、”2度と雨漏りしない屋根”に直します。
ぜひ一度当社へご相談ください。まずはお電話でお話を聞き、現地調査→原因と対策工事をご案内→お見積りご提示をし、ご納得いただいてからの工事になります。
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無理な勧誘などはしておりませんので、どうぞ安心してご相談ください。
2022.06.15
こんにちは!写真では分かりにくいのですが、サイディング表面の塗膜は劣化して機能しておらず、サイディングが雨水を吸ってふやけてしまっています。
サイディングが雨水を吸ってしまう状態なので、シーリングも接着面が浮いてしまい機能していません。
この様にサイディングの表面が腐食している場合は、シーリングの密着も難しく、また塗った塗料の密着も悪くなり本来の機能が発揮出来ない可能性がありますので、基本的には貼り替えが必要です。
今回は、お客様の要望で「外観にはこだわらないので、最低限の予算で、後々の心配がないように。」と言われていましたので、出窓上部の壁をガルバリウム鋼板でカバーする事にしました。
切妻屋根の妻側なので、矢切壁との間に水切り部材が入っているのでその下に加工したガルバリウム鋼板を差し込みます。
加工は、寸法を採りながら現地で行います。
取り付けはステンレスのビスを使い、端部にシーリング剤を充填して取り付けます。
出窓の両側は、マスキングをして、シールプライマーを塗り、シーリング処理します。
これで雨漏りの心配はなくなります。
ガルバリウム鋼板はサイディングと違い塗装などのメンテナンスをしなくても、長年劣化の心配もなくシーリングの密着や劣化の心配もありません。(取付時に鋼板の周囲の裏側とサイディングの表面にシーリング材を充填し、押し付けているため)
若干見栄えに違和感はありますが、お客様にはご満足して頂けました。
お客様の要望を予算内で出来るだけ綺麗に雨漏りの心配をなくすことも当社の使命だと考えています。
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