2022.07.27
こんにちは!横浜市や藤沢市で雨漏り修理や屋根工事を請け負う雨漏りバスターズの村上です。
今回の工事は横浜市保土ヶ谷区で軽桟葺鋼板屋根からの雨漏りの修繕改修工事です。
【お問い合わせ内容】
「軽量鉄骨のプレハブ構造の建物の二階の屋根からの雨漏りがする。」
とお客様から連絡を受け、現場へ急行しました。
【現地調査】
早速現場を拝見すると2階の和室の天井に雨染みが出来ていました。
雨漏りがある付近の屋根に上がって確認をします。比較的築年数の経っている建物で、屋根の勾配が少ないサンコー式という桟葺屋根でした。
亜鉛鋼板を専用の工具で折り曲げて施工する屋根であり、材料は比較的厚みのある鋼板を使用しますが、とにかく勾配が少ない点が特徴です。そのため雨水の走りが悪くちょっとしたたわみでも雨水が溜まりやすく、そこから腐食したり、雨水が浸透して雨漏りの原因になったりします。
残念ながら部分補修が出来ない屋根材なので、全体の改修工事を行います。
写真から分かるように勾配が少ないので、スレート瓦や鋼板横葺屋根、ファイバーグラスや今と同じ様な桟葺でも雨水の走りや軒先の吸い上げを考えると心配です。
そのため当社ではこの様な屋根の形状の場合には、ガルバリウム鋼板の波板葺きを勧めています。
ガルバリウム鋼板は屋根材自体に強度があるので、屋根下地が比較的簡易な仕様で済むことから費用を抑えられます。また施工する屋根の流れの寸法に合わせて材料をカットが可能なので、縦方向の継ぎ目を最小限に抑えられ、横方向の継ぎ目は波型を重ねるので雨水が侵入し難いようにできるなど利点が多くあります。
【対策工事】
まずは下地の施工です。
屋根材自体に強度があるので全体に野地板などの下地が必要では無いので、45cm間隔に木桟をビス留めします。使用する木桟は防腐処理済の材料です。
雨水を吸い上げ腐食して穴の空いた軒先も切断撤去します。
袖側の破風の下地も腐食していたので補修と補強をします。
下地が完成したら、ガルバリウム鋼板の波板を施工します。
この建物のように勾配が少ない切妻屋根の場合、波板が馴染むので棟を造らずに施工する事が可能です。そのため勾配の少ない屋根によくある、棟からの雨漏りの心配もなくなります。
袖側もガルバリウム鋼板の部材を施工します。
ガルバリウム鋼板の波板葺きの場合、お客様によっては見た目の点であまり好まれない場合もあります。しかしキチンと施工すれば、写真のように綺麗でスッキリと仕上がり、雨漏りのリスクを限りなく0にできます。
勾配の少ない屋根でも雨水が谷に集まり流れやすくなり、軒先の折り返しもないので、雨水の吸い上げもなくなるからです。またガルバリウム鋼板なので腐食の心配もなく、費用も他の屋根材に比べ安く抑えることが出来ます。
どんな屋根でも対応出来ますが、特にこの建物の様に勾配の少ない屋根にはとてもお勧めです。
屋根が完成したら、やはり雨水の浸透で腐食した軒側の破風を構造用合板で上貼り補給をしてガルバリウム鋼板で加工した破風を取り付けます。
最後に雨樋を取り付けて完成です。
【雨漏りや屋根のことでお困りの方】
雨漏りバスターズは横浜市や藤沢市を中心に35年雨漏り修理や屋根工事を請け負っています。
大工出身の私たちだからこそできる技術でその場しのぎではない、”2度と雨漏りしない屋根”に直します。
ぜひ一度当社へご相談ください。まずはお電話でお話を聞き、現地調査→原因と対策工事をご案内→お見積りご提示をし、ご納得いただいてからの工事になります。
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